【6日目】タイ 2017年 「ほぼ手ぶら&ひとり旅」
タイへひとり旅をしに来て6日目。無計画で来たのに、意外と代表的な観光名所を回ることができ、満足した状態で 6日目を迎えました。
何も予定がなく、まったくの空白の状態で朝がやってきました。
とりあえずココナツジュースを飲みます。
一念発起して、バンコクを代表するオリエンタルホテルへ。
ダメモトで連絡したら、オリエンタルホテルが企画する「タイ・クッキング・スクール」の予約が取れました。
ホテルから専用ボートに乗って、離れの建物に。
ここがクッキングスクールです。
専用エプロンがかっこいい。
先生の手元を確認できる、大型の鏡も設置されています。
今回タイ料理を指導してくださるナライン先生。とてもユーモア溢れる先生でした。
講義が始まる前、はじめに出されたスイーツ。この一つ一つのスイーツの素材、調理方法を解説するのにナライン先生は30分ぐらいかけておられました。それだけでお腹いっぱいです。
ガチョウの卵はこちらです!
流暢な英語と派手なボディパフォーマンスに圧倒されます。
素材の単語もしっかり教えて下さいます。
私は人の話を聞いているとき、うなずく癖があるので、ウンウンとうなずいていたら先生は私が理解しているものと信じて、やたら私にアイコンタクトしてくださいました。ほとんど理解できてないんですけど。
それでは最初にタイ・スタイルのカッププリンから。固めるのに時間がかかるため、最初にデザートから作ります。
米粉、パームシュガー、ココナッツミルク、ココナッツの果肉、パンダンジュースなど、素材の解説をしてから、どのように切り、砕き、混ぜ合わせるかを、教えてくださいました。
耳からではなく、目で覚えました。何とかなると思います。
レモンに似た果実とともに手を洗います。タイは嗅覚を刺激する、様々なアイテムが存在することに改めて気づかされました。
料理で利用する香草もスクールの敷地内で栽培されています。
こちらも。
パームシュガーを粉々に砕きます。
台湾から来たご家族の皆さん。子供たちも英語が堪能でした。
香港からいらっしゃったご夫婦。身に付けているものから想像するに、超大金持ちの夫婦のような気がします。
デザートを作っただけですが、先生から「君は日本のシェフか?」と言って背中を叩かれました。他の方ができなさすぎるので、おそらく私の手際のよさが少し目立ったのでしょう。
誰よりも英語ができず、途中で帰りたくなりましたが、調理がスタートしたら俄然元気になってきました。
海老ペーストの炒飯。もの凄くレシピが複雑。
各種素材の薀蓄、調理法、全部解説してくださいます。
グリーンマンゴー。
豆オイルにガーリック、コリアンダーを加えて、ポークを炒めます・・・。
実際に調理場でやりました。香りをつけるための素材がとっても多く、タイ料理の奥深さを体感できました。
すごく楽しいです。料理がさらに好きになりました。
2品作ったところで、ここで休憩。トイレへ行きました。ここのトイレへ案内する女性スタッフの品の良さに驚き、さらにトイレのドアだと判別できないようなゴージャスな壁を一押しすると、小さな小部屋が現れ、さらにその向こう側に続くドアを押すと、この写真にあるような洗面所が目の前に。
ボートに乗らないと辿り着かないような離れの場所にあるクッキングスクールのトイレが、ここまで豪奢である必要があるのか? 1日に3人も利用しないだろう、と思いながら用を足しました。出ると品のいい、全身黒のスーツの女性が外で待っておりました。
次のメニューは、手羽先の袋詰めフライ。とにかく手の込んだ料理です。
手羽先の中にある2本の骨を取り出して、具材を袋詰めします。皮を切ることなく、骨たちを取り出すのが大変そう。
さっそく挑戦。
何とか一本目、取ることができました。先生から、「ワンダホー!」とお褒めの言葉をいただきました。
2本目も完了!
具材を切ったり、ちぎったり、混ぜたりしたあと、手羽先の中に詰め、それから、トンカツのように揚げていきます。
最後が、野菜や海老などを使ったスープ。一見シンプルに見えますが、とても多くの素材を使用して、スープの味を作り上げています。いつも中華スープの素、コンソメスープを使ってる自分を思うと・・・。
スープへ投入する具材の順番を確認してから準備していきます。このダンドリ術、参考になります。旅は無計画でもいいですが、料理は無計画ではいけません。
先生の講義にも熱が入ります。黒板を使ってスペルの確認も。
スープの味の素になる具材を一つ一つ混ぜ合わせていきます。
その役は私がやりました。チリ、ペッパー、ドライ海老の粉末、コリアンダーの根・・・などなど、小さな臼のようなものを使って潰していきます。鼻と目を刺激する、何とも言えない香りが漂ってきます。
目がチカチカします。チリのせいでしょう。
すり潰したペースト状のものを鍋に入れ、ナンプラーを投入後、カボチャ、マッシュルーム、ベビーコーンなどを入れます。
2分後にレモンバジルなど、緑のものを入れ、できあがり。
すべての調理が終わった後、まさかの修了証書授与式がありました。今回撮った、膨大な写真の中で、唯一自分が写ったのがこちら。
クッキングスクールに参加した人たち用の席。
できあがり!
これが炒飯、手羽先の袋詰めフライ。
スープ。
タイ・スタイルのカッププリン。当たり前かもしれませんが、タイに来て食べたタイ料理の中で、1番美味しかったです。
日本でも行ったことがなかった料理教室。最初はもの凄く緊張してて、何でこんなとこに来たんだろう、しかも一人で! と自分に対して突っ込んだりしていましたが、すごくいい思い出になりました。
さて、もう思い残すことはないです。
私はいつもお土産は買わないので、お土産屋さん巡りはしません。荷物もほとんどないので、身支度もありません。
最後の夜はダラダラして、明朝帰るだけです。