【5日目】スペイン グラナダ 2019
スペインに来て5日目。
ついにクライマックスの日を迎えた。これまでいろいろとストレスがかかることがあっても、「グラナダまで耐えるんだ」「アルハンブラ宮殿を見るまでは頑張れ」と自分に言い聞かせてきた。それほど、たいしたストレスがかかっているわけでないが。
ところで、スペインは日本でいう「1階」が「0階」だ。これを覚えておかないと、いろいろな場所で迷うことになる。
アルハンブラ パラセの食堂からの眺め。グラナダの街が一望できる。
煌びやかな場所での朝食。
イチゴが異常に大きい。一瞬リンゴかと思った。オレンジの大きさと比べてみてほしい。
朝食は優雅だった。このときは、だが。
部屋で仕事をしてから10時ごろにアルハンブラ パラセを出る。アルハンブラ宮殿へ行ったことがある人なら、この時点で「?」だろう。
アルハンブラ宮殿のチケットが売っているだろう場所へ向かう。
これまで、すべて場当たり的にチケットを買ってきた。この日もそう。
アルハンブラ宮殿周辺の地図。今日、この地図を20回以上見ることになる。
けっこう歩く。
ついに到着。ここでチケットを購入する。人がまばらだ。どこでチケットを売っているのか。探すが、なかなか見つからない。
スペインに来て5日目。コルドバ行きの高速鉄道のチケット、グラナダ行きの高速バスのチケット。これらの購入については、日本にいるころから心配していた。しかし私はアルハンブラ宮殿に入場するためのチケットを、事前に買わないと、ほぼ入場できないことを、まったく知らなかった。
そのあたりにいるガードマンに質問してみると、驚いたような顔で、「アルハンブラ宮殿のチケット? 当日券なんて、あるわけないだろう」と半笑いで言われた。
私と同じように当日券があると思ってきていた外国人たちも必死に頼むが、まったく受け入れてもらえない。おそらく、毎日そういう「無邪気な旅行者」を相手にしているんだろう。ガードマンたちは、「お前らの相手なんてしてられない。はやく国へ帰れ」と言わんばかりの態度だ。
完全に途方にくれた……。
アルハンブラ宮殿は、正確には「宮殿」ではない。城塞都市である。途中、いろいろな場所に入り口があるので、入ろうと試みるが「帰れ!」と怒られる。
それでも、まだ実感がもてず、トボトボと歩いた。どうしたらいいかわからない。
アルハンブラ宮殿の建物の一部か。すぐ近くにあるのに、これ以上、近づけない。
アルハンブラ宮殿の中にある、「パラドール・デ・グラナダ」に宿をとっている。まず、そこへ行ってみるしかない。
カルロス5世宮殿。
横をすり抜けながら、スマホで、アルハンブラ宮殿のチケットについて調べる。
「アルハンブラ宮殿」と検索すると、「入場できない」「事前予約必須!」「チケット売り切れ」「予約できない」と関連キーワードが出てくる。
頭、真っ白である。
いま、アルハンブラ宮殿のそばに来て、こんな情報を知るだなんて。
「入場時間と予約時間は異なる 注意!」とまで書かれてある。宮殿に入るには、時間も予約しなくはいけないとのこと。
考えが甘すぎて、恥ずかしすぎる……。
パラドール・デ・グラナダが見えてくる。ここまでも、かなり遠い。
ホテルのチェックインは2時から。まだチェックインはできない。
「アルハンブラ宮殿のチケットがないが、どうやったら入手できるか」と聞いてみるが、当然のことながら、相手はびっくりした顔で、「手に入るわけないだろう」と言う。
「チケットなしでここまで来たのか。日本から? おいおいおい!」
と呆れられる。スペイン語が少しできるので、「何とかできないか。もう二度とここまでくることができない。4日がかりでグラナダまで来たんだ」と言ってみた。
ボスクラスのスタッフが奥からやってきて、「ちょっと待て、ハポネス(日本人)」と言い、電話をかけはじめる。他のスタッフは、肩をすくめ、首を横に振るだけ。無理に決まってる、と。
しばらくして、ボスが言った。電話口で誰かを待たせているようだ。「51ユーロを払ったら、可能性がある。賭けてみるか。もしキャンセルが出たら入れるかもしれない」
おそらくこのようにスペイン語で言ったのだろう。完全に吹っ掛けられている。馬鹿にしているか? 屈辱的だ。一応、これでも「絶対達成コンサルタント」である。
それなりの修羅場をくぐりぬけてきた。駆け引きで負けたくない。しかし、立場が悪すぎる。
「キャンセルが出なかったら?」「51ユーロはパアだ。しかし、他の手段がない」
日本円にすると7000円ぐらいだ。高い。ほとんど可能性がないだろう。しかし、「今すぐここで決めろ」と迫られ、「払う」と答えた。
「夕方4時に、もう一度ここに来い。もしもキャンセルが出れば入れる。しかし、なければ、それで終わり」
交渉で負けた気がして、この後、ずっと悔やむことに。
「グラナダはアルハンブラ宮殿以外にも、見どころはたくさんある」とスタッフになぐさめられるが、アルハンブラ宮殿の敷地内にいるのに、そんなこと考えられるか。
とにかく、街へ出かけよう。4時までは、何もすることがない。
結局、アルハンブラ パラセまで戻った。街まで歩いて下ることもできるが、タクシーを使った。なんかやけくそである。
中心街。洗練されている。グラナダの王室礼拝堂。
この礼拝堂に入ろうとすると、大きな体の男に押し出された。「いま、人がいっぱいだからダメだ」と。意味が分からない。他の観光客が、いつ入場できるんだ、と聞くと「知らん。2時間か3時間先だろう」と。
途方にくれて、大道芸人にお金を。
少しポーズを変えてくれた。
王室礼拝堂の隣にカテドラル(大聖堂)がある。
グラナダ大聖堂。
ここは入場できた。
おお。
コルドバのメスキータ内にあったカテドラルより大きい。
非常に大きい。
おお。これは凄い。
素晴らしい。
ゴシックとルネサンス、イスラム様式をバランスよく取り入れた装飾。
左右のパイプオルガンが荘厳だ。
素晴らしい。
建築を勉強していたころ、ゴシック、ルネサンス、バロックの建築物に憧れていたのだ。10代ころである。
しばらく座って、たたずんだ。
この旅行の目的は何だ? グラナダに来て、アルハンブラ宮殿を見ることではなかったか。kindleを出して、グラナダのページを開く。アルハンブラ宮殿の紹介ページを読んで、行った気になってみる。
しかし、無理だ……。
妻に「アルハンブラ宮殿に入れなかった」とメッセージ送った。
「本当に『未達成の旅』になっちゃったよ!」と書いたら「ネタになってしまうね!」と返ってきた。慰められたような、どうなのか。
素晴らしい建築物が目の前にあるのに、上の空。
そうだ、ネタになる。そうそう。
アルハンブラ宮殿をめざして来たのに、入場できなかった。このような体験のほうが、間違いなくネタになる。そうだ。
みんな仕事をしているのである。にもかかわらず、私はスペインまで来ている。1週間も休んでだ。
そんな身分の自分に、いいことばかりあってたまるか。
素晴らしい。なのに、心ここにあらず。
グラナダ大聖堂。忘れないよ。私はこの大聖堂をみるために、ここまで来たんだ。うん。そうに違いない。
コルドバのメスキータは素晴らしかった。おそらくアルハンブラ宮殿は、そこまで素晴らしくはないだろう。
雑念ばかりで、堪能できなかった。
イサベル・ラ・カトリカ広場。
イスラム教徒の居住区だったアルバイシンへ向かおうとしたが、途中のレストランへ寄る。サングリアを頼む。酒に弱い私は、すぐに酔った。
イタリアン?
ようやく野菜を食べられる。ホテルのビュッフェでも、なぜか野菜が出ない。(フルーツばかり)
プルポって、鱈だと思って頼んだらタコだった。タコ料理。
ランチしながら、ずっとネタについて考える。「絶対未達成の旅」。本当に未達成になった。アルハンブラ宮殿の中へ行けるよりも、断然ネタになると思う。
いい思いをしたときより、失敗談のほうが雑談ネタにいいのだ。しかも不運ではなく、自業自得なのだから、よけいにいい。
パソコンを取り出し、アルハンブラ宮殿を観光した人が書いているブログを3つぐらい読んだ。もっと写真を載せてくれよ。堪能できないじゃないか。
行った気分に浸りたいので、次々にアルハンブラ宮殿の内部の写真を検索して眺めた。ものすごく虚しい。
食事をしながら、ずっとブツブツ頭の中でつぶやいていた。こんな性格だったか。往生際が悪い。とにかくクヨクヨした。5時間かけて執筆し、やっと完成した原稿が、何らかの拍子でパソコンが落ち、データが吹っ飛んだケースの1万倍、くよくよしていたと思う。
ほろ酔いで、アルハンブラ宮殿のほうへ向かう。
そしてパラドールへ。サンタマリア協会の横を抜ける。
パラドールだ。足が重くなる。
10代のころ、図書館で建築の本をむさぼるように読んだことを思い出す。はあ……。
チェックインして部屋。3時過ぎ。
あと約50分で、4時になる。
これまでの経験からして99%入場できない。受付へ行けば、スタッフが
「最大限の努力をしたが、やはり無理だった」と言う可能性が45%
「ここで待て。連絡がくるかもしれない」と言われ、延々と待たされて結局はダメだったと言われる可能性が30%
「何の話? 誰がそんな話をした?」としらばっくれる可能性が20%
「――」無視される可能性が4%
「セニョール! 君は今世紀最高のラッキーマンだ! キャンセルが出たよ!」と祝福される可能性が1%だ。
4時からどうしようか。アマゾンプライムで、ペネロペ・クルス主演のスペイン映画『オープン・ユア・アイズ』(原題:Abre los ojos)でも観賞しようかと思う。
スタッフは、「洞窟フラメンコ」とか勧めてきたが、出かける気にはなれない。
ホテルのレセプションに行ってみると、アメリカ人老夫婦がベンチに座っていて、スタッフがタクシーで一緒に行け、と言う。「どういうことだ? 私はアルハンブラ宮殿へ入場できるのか?」と聞いても、うまく聞き取れない。
とにかくタクシーを待たせているから、それに乗れ、と。
ああ、あるある。
こういうの。
グアテマラでもあった。こういうシチュエーション。
人を振り回すだけ振り回しておいて、結局はダメだった、と言うパターンか? しかし、「セニョール、残念だがキャンセルは出なかった。そこで私が新たなプランを考えた。ここでフラメンコギターを堪能するツアーに出かけるのってどうだい?」と言われるよりはいい。ネタになるからだ。
この黒いジャージ姿のタクシー運転手が連れてってくれるらしい。どうなるのか。
タクシーに乗る。午前中に行った、チケット売り場へ行くようだ。しかし、あそこでどうするつもりか。入場できないって!
アメリカ人老夫婦も一緒にいく。この夫婦も、チケットがないのか?
グアテマラにいたころを思い出す。この感覚……。
アルハンブラ宮殿へ入場できる? 期待したくない。
とはいえ、ペネロペクルスの映画より、楽しい経験になりそうだ。
ここからが(写真を撮ってないが)、大変だった。
黒いジャージの運転手が、案の定、私たち3人をアルハンブラ宮殿のチケット売り場でおろした。私は驚いて、運転手に食い下がった。
「おいおい! ここに置き去りにしたって駄目だよ! チケットは持ってないから入場できない」
「そんなこと俺に言われても知るかよ。パラドールのスタッフがここまでお前らを乗せていけと言っただけだ」
「頼む! ここで下ろされても困るんだ。チケットがないんだよ」
「そんなこと、俺に言われても……」
ここで、この黒ジャージの運転手が、私の剣幕に気圧されずに動いてくれなかったらどうなっていただろうと思う。
運転手は、タクシーを降りていろいろな人に尋ねてくれた。私が言ったとおり、私もアメリカ人夫婦も、このチケット売り場ではどうしようもない。老夫婦も困り果てていた。
運転手がいろいろ愚痴って、またパラドールに戻ることになった。タクシー代を請求された、私が払うつもりでいた。
パラドールに着いたら、今度はホテルのスタッフが驚いた。「なんで戻ってきた?」
運転手が言う。「だってこいつらチケットないんだろ」
スタッフが答える。「誰がチケット売り場へ行けと言った? グアダルーペって言う、ツーリスト代理店だ。そこでツアコンが待ってる」
おそらく、こう言ったんだと思う。再び私たち3人はまたタクシーに乗って、その代理店を目指すことになった。この時点で、1%だったアルハンブラ宮殿のチケット入手確率は20%まで跳ね上がった。
代理店に着いた。心臓がバクバクする。まさか、入場できるのか? アルハンブラ宮殿へ?
このグループに帯同できるのか? ということは、誰かキャンセルが出たのか?
しかし、そうはいかなかった……。
全員に配布されたチケットが、私の分だけなかったのだ。代理店のスタッフが「君がチケットのない日本人だな。心配するな。何とかするから」
出た。
「心配するな」と言っておいて、「最大限の努力をしたが、ダメだった」と言い訳するのが、常套句だ。やはりだめか。
グループが全員、店の外へ出ていってしまった。取り残される私。
今日という日の中で、この取り残された時間が、最も長く感じた時間だった。女性スタッフが、ずっと電話している。誰かと交渉しているようだ。私のチケットのことだろう。すでにグループはもう、アルハンブラ宮殿をめざして出かけてしまっている。どうすればいいのか。この店に取り残されて。
10分ぐらい待たされただろうか。
心理的時間は、8時間ぐらいあったように思う。
女性スタッフが「セニョール、来たよ」と言うが、それでも信じられない。しかし、本当にチケット、来たのかも。ファックスで印刷している。
この時点で入場できる確率は50%にまで上昇した。それでも50%である。私は信用していない。
これがチケットだと言う。これでアルハンブラ宮殿に入場できるのか! マジで! 本当に!?
これじゃあ、「絶対未達成の旅」にならないじゃないか。いや、ならなくていい!
スタッフの一人が「ついてこい!」と言う。グループと一緒に入場しないとまずいのではないか。
探しまくる。このスタッフもどこへ行ったかわからないようだ。
入場できる確率50%が、30%にまでダウンする……。期待しすぎるのは、よくない。ここはラテンの国だ。
あ……!
そして、宮殿のエントランスにスタッフが私を待っていた。
そして……!!!!
アルハンブラ宮殿に入場できた。
できたあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
目の前に、先ほどの老夫婦の姿が。
うおおおおおああああああおおおおああああああ!!!!!
入場できた。アルハンブラ宮殿に入場できたあああ!
喜びを隠しきれない。
グループの他のメンバーは、私の心情を誰も推し量ることはできないだろう!
うあああああ! 最高だ! やはり未達成はダメだ! 達成しないと!
喜びを隠しきれない!!!
嬉しすぎる。
何を観ても嬉しい。幸せだっ!
ひゃああ……。
もう、何かよくわからないが、笑いが止まらない。どうして入場できたのか。まったくわからない。でも嬉しい。
ここにもオレンジの樹が。すべてのオレンジに感謝したい気分だ。
何を見ても感動する。
たまらない気持ちだ。笑いが止まらない。
本当にアルハンブラ宮殿に入場できたのか。まだ信じられない。本当に、信じられない。
私の人生と同じだ。
まったくスマートじゃない。でも「持ってる」。紆余曲折あるが、最終的に、何とかなってる。人生の縮図のようだ。
宮殿内部で、何度もチケットのチェックがある。そのたびに、心臓がバクバクしたが、セーフ!! 本当にアルハンブラ宮殿に入場できたんだ。まだ信じられない。
もう、ここからは文字は要らない。膨大な数の写真を投稿していく。
ヘネラリフェ。
感動しすぎて、言葉にならない……。
ほおおおおおおおおお……。
このアラベスク模様に、魅了されまくる。
カルロス5世宮殿の中庭。ドーリア式列柱に囲まれている。
アルカサバ。城壁に囲まれた要塞。
ここでもチケットをチェック。ひやひやする。
素晴らしい眺め。幸せだ。
おっと……。
いよいよ近付いてきたか。
アルハンブラ宮殿に入場してから、もうここまでで2時間近く経っている。そろそろか。
全員の所持品を、この麻薬犬? でチェックしていた。
さあ、入った。近付いてきた。今回の旅行のクライマックスが。
もう、ここまで来たら、これだけでも満足なんだが。
最大の目玉、ナスル宮殿へ。
アーチの「鍾乳石飾り」
カリグラフィー。コーランの一節が、装飾文字で。
メスアールの間。
酸欠になりそうなほど、感動……。
天井。
アラヤネスの中庭へ。
生きててよかった。
来た。天井の鍾乳石飾り。
もう、たまらん。
コマレスの塔。
コマレスの塔にたどり着いて、私はあるリスペクトする人の言葉を思い出した。
「この一瞬のために!」
そうだ。
この一瞬のために、私はスペインへ来たんだ。いや、人生を歩んできたんだ。
どうして中学を卒業して建築家をめざしたのか。なぜ図書館であれほど、ゴシックやバロックの本を読み漁ったのか。
この一瞬のために、自分は50年近く生きてきたんだ。素晴らしい! 素晴らしすぎる。
顔の筋肉に力が入らない。いま、私はとろけそうな表情をしているだろう。
さあ、いよいよ。
クライマックスの中のクライマックスへ!
ライオンの中庭。124本の白大理石の柱が並ぶ。
ライオンの中庭。
写真では見ていたけれど、こ、これは……。
ものすごい鍾乳石飾り。これが、そうか。
な、なんと言う……。
鼻血が出そうだ。
最高だ。
別の間にも、す、すごいぃ。
膝から崩れ落ちそうなほど、美しい。
たくさん写真をアップしているが、これでも10分の1ほどである。
おおおおほおおおぉぉぉ……。声が出てしまう。
なんという、グラデーション。
この構図だけでも、日本から来たかいがあるのに、それが無数にある。
お、おおおっ!!!!!!!!!!!!!!!
これが最高。これが最高……。これ以上に最高のものはない、とずっと思い続け、そして、そして、ついに到達!
「二姉妹の間(Sala de las Dos Hermanas)」。八角形の鍾乳石飾りは、見上げたまま卒倒しそうなほどの美しさ。
ちょっと待てよ……。
もう、何も必要ない! す、すごすぎる。
もう一度見たい!
ついに……。抜けた。
もう、これ以上、いいでしょう……。
ラストシーンは、短めでいい。
ついに、解散した。
ガイドの方に「私は最高に幸せです」と伝えた。前を行く老夫婦は、何を思っているだろう。
いずれにしても、私をグループにねじ込んでくれた、パラドールのスタッフの皆さん、ありがとうございます!!
普通に入れなかった分、喜びは千倍だ。一生の思い出となった。ありがとう。