絶対未達成マインドの旅blog

ビジネスは絶対達成、旅は絶対未達成。 計画は立てても、計画の通りにはほとんど行動しない旅の記録。

【5日目】2017年 タイ「ほぼ手ぶら&ひとり旅」

タイへひとり旅をしに来て5日目です。

今日はアユタヤ遺跡のツアーに参加。48回目の誕生日は、約700年前に繁栄した古都で過ごすことになりました。

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早朝からホテルにお迎えが来て、マイクロバスに乗り込みます。驚いたことに今日のツアー参加者は私1人でした。水曜日だからでしょう。

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今日は曇っています。日が出ているととても暑いのでラッキーでした。

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車で約 1時間半。近づいてきました。

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アユタヤに来ても、たくさんの運河を見ます。

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見えてきました。

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ワット・ヤイ・チャイ・モンコン。35メートルほどある寝仏像が。本来は建物の中に隠されていたのに、破壊されて現在は雨ざらしの状態。ワット・ポーの寝仏像とは境遇が異なります。

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モンコンの設計書。寝仏像が確かに建物の中に置かれていたことを物語っています。

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トイレへ。

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5バーツです。とても清掃されています。

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ティッシュの自販機も。

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移動します。また、いくつもの運河を越えます。

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近付いてきました。

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名所のひとつ。ワット・プラ・シー・サンペット。

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ガイドブックに載っている、有名なショット。

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有名なのに予算不足だそうで、まるで修復されていません。征服され、破壊され、放置された感がもの凄く漂っています。

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三代の王の仏塔が。

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見事に残っていますが、周囲の仏塔、何重もの城壁は、完全に破壊されています。

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青年海外協力隊グアテマラにいたころに4回も足を運んだティカル遺跡を思い出します。

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3つの仏塔だけは、完全に美しく残っています。

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ガイドさんに、「雨が降ったあとだから、草が生えているところに入らないで。危険な虫がいるかも」と注意され、遺跡よりも虫が気になってしかたがないです。

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「駆逐された感」が、世の栄枯盛衰をわかりやすく伝えてくださいます。ビジネスも同じ。どんなに繁栄しても、いつか終わりが来るのですね。

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完全な仏塔より、跡形しか残っていない廃墟のほうに興味を持ちます。

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700年前は、どんな壮麗な建造物があったのかイメージするのが楽しいです。

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仏塔に登ると、中に、微かなオーラを放つ仏像が見えます。

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野良犬がたくさんいます。最初は死んでいるかと思いましたが、ただ寝ているだけのようです。

アユタヤの王たちは、数百年後このような倦怠感溢れる犬たちに、自分たちの築いてきた国土を侵されるとは想像もしなかったでしょう。

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リスもたくさんいます。

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ほとんどの仏像は頭が落とされています。「没落感」が満載です。

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表面から草木が生えた仏塔。自然と調和していて、「ナウシカ感」がハンパないですね。グアテマラのティカル遺跡も、毎回ナウシカ腐海を思い出させてくれました。

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自然を圧倒していたはずの建造物が、自然に飲み込まれています。

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今日撮った最高の一枚。

仏塔の先端が落ちて転がったまま数百年ものあいだ放置された、という構図ですね。この佇まいが文明の儚さを切なく物語っています。

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サンペットの仏塔たちを眺めながら、部下からのメールに必死で返信します。ホームページ用の写真をどう撮影するか、という相談でした。

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次の遺跡へ移動です。

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全体図です。想像をかき立てるこの模型に見入ってしまいます。

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ワット・マハータートです。高さ44メートルの、黄金に輝く仏塔があったそうですが、戦争に敗れて破壊されてしまったようです。

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ただ、こちらの遺跡はかなり修復されています。

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アンコールワットと同じカンボジアの建築様式だそうです。

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復元イメージ。

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興味深いです。これが黄金に輝く仏塔だったのでしょう。

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あ・・・。

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何かを感じます。この樹木のみ、異様なオーラを放っています。

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やはり。

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切り落とされた仏頭に、後から樹木が絡まり、このような前衛的アートのような風情に。

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しばらく見ていると、吸い込まれてしまいそうなパワーを感じます。

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説明書きがあります。

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タイの僧侶たちがいらっしゃいます。若い方とベテラン風な方です。

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 お祈りしています。やはり、相当なパワーを感じるのでしょう。

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あれが黄金に輝いていたはずの仏塔の面影。

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よく崩れなかったな。

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頭が残っている珍しい仏像。かなり修復されています。

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ズラーっ・・・と、

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頭が落とされた仏像が並んでいます。

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修復されているだけ、廃墟感、無情さはさほど感じません。

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お・・・!

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これか。これが、ガイドさんが「気をつけて!」と言っていた虫か!

巨大なミミズだと思って近寄りましたが、ムカデです。iPhone2つ分ほどの長さでした。

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ツアーにオプションで入っていたので、アユタヤ・エレファント・キャンプへ。

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タイのシンボル「象」に乗るためにやってきました。

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ここで、大きな気付きを得ます。

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象の上に乗るときです。

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象に乗るのは、とても楽しみにしていましたが、象の上に乗った瞬間から、とてもしっくりこないものを感じてしまったのです。なぜかわかりません。

なぜかわからないのですが、自分にはこのような遊びは性に合わない。早く象から降りたいとまで思いました。

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うーん。

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象さんには悪いが、なんかしっくりこない。

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かなりしっくりこない。

このあと、虎の頭をなでながら写真を一緒にとらないか、とガイドに誘われましたが断りました。

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モヤモヤしたものを抱え、帰路につきました。
象とのトレッキング、洞窟探検、イカダ乗り、鉄道巡りといった、とても魅力的なツアーを紹介され、明日参加しようと真剣に思っていたのですが、急きょ取りやめました。

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このとき、大きな気付きがありました。
私はやはり建物に興味があるのだと。自然も好きですが、どちらかというと庭園や中庭といった、建造物の一部となっている自然のほうが好みなのだということを。工業高校の建築学科だったからでしょう。

今回も、遺跡の設計書や模型を見てずっとワクワクしていたのは、そのせいだ。

高層ビルやショッピングセンターにも興味があり、空間の使い方、色彩の配置やバランスに強い関心があるんだと、あらためてそう感じたのです。

これまでのブログに掲載した写真を見返してみて、よりいっそう確信しました。

今後、旅に出るときは、何かしら興味深い建物があるところを選ぼう。新しくても、古くてもいいから。

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帰り。タイに来て、初めてタクシーに乗りました。さすがに疲れていたからです。

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タクシーの運転手さんは、とても笑顔が素敵で話しやすい方でした。

今日はなかなかいい誕生日でした。